合奏というジレンマ・・・か?
年に一度の合宿を昨日今日でやってきた。とりあえず,バンバン吹くということを中心に,ぶっ通しで吹きっぱなし・・・。僕は前で暴れているので,体温上昇との戦い(ーー;)団員の皆さんの『まだ吹かせんのかよ?』というイタい視線にもめげず・・・お疲れ様でした(^^)v
さて,われわれが今取り組んでいるポリフォニーの音楽は,合奏でこなそうとすると,困難を極める。所謂打ち合わせと練習の中で,ここはこう!でここはこう!とか言うことをやりすぎてしまうと,この音楽の良さ?と申しますか,偶然性が損なわれてしまう・・・様な気がする。この曲の最大の魅力であるトッカータの即興性・・・それからフーガの持つ連続性や構造の妙・・・。毎回違っていていい訳だけど,そこにはちゃんとした理解があって,バンドとしての即興性を求めなければ・・・。詰め込み教育の申し子である我々が,実はもっとも苦手な分野なのだ・・・。臨機応変に・・・とかっていう,便利な言葉があるけれど,生まれるべくして生まれた産物と,偶然の産物ではワケが違う。まぁ,まだまだやることは山のようにあるわけだ。
この曲何年か前に取り組んだわけだけど,当時から考えると違ったアプローチを試みれているかもしれない。僕自身あの頃とは音楽への感覚が変わってきているし・・・。本番まで後一ヶ月となった。いろいろなアプローチと共通の解釈を試みて,何か今までとは違う感覚を持って本番のステージに上がれたらいいなぁと思う。
団員の皆様。本日はいろいろとお世話かけました。
投稿者: Y_Yama 日時: July 8, 2007 10:28 PM | パーマリンク